WiMAXモバイルルーターW06とWX05のどちらがいいか悩んでいませんか?
この2つは製造しているメーカーが異なるため、単純に比較するのが難しいですよね・・・
こちらの記事では、W06かWX05どちらのモバイルルーターを選ぶのがよいかを解説しています。
モバイルルーター選びの参考になれば、幸いです。
2020年6月追記:
2020年1月に、WX05の後継で『Speed Wi-Fi NEXT WX06』という端末が発売されました。
最大通信速度はWX05と同じですが、細かな性能がよくなっています。
下記の記事にてW06とWX06の比較をしていますので、合わせて参考にしてください。
-
WX06・W06を徹底比較! 今買うべきWiMAXはどっち?
WiMAXのモバイルルーター『Speed Wi-Fi NEXT WX06』『Speed Wi-Fi NEXT W06』の、どちらを購入しようか悩まれている人が多いようです。 というのも、『Speed ...
続きを見る
もくじ
WiMAXを有線LAN接続したいならWX05、必要ないなら最新W06
W06とWX05の決定的な違いは、有線LAN接続できるかどうかです。
最新のW06には、クレードルが無くLANケーブルでの有線接続はできません。
なので有線LAN接続をしたいのであれば、必然的に前端末のWX05になります。
つまり、有線LAN接続が必要であればWX05、不要なら最新のW06がおすすめ!
W06とWX05のスペックの違いを表にしましたので、まずはこちらをご覧ください。
W06とWX05のスペックの違い
W06 |
WX05 |
||
端末 |
|||
通信速度 下り |
HS |
558Mbps |
440Mbps |
HS+A |
1,237Mbps |
||
通信速度 上り |
HS |
30Mbps |
30Mbps |
HS+A |
75Mbps |
75Mbps |
|
有線 |
USB |
○ |
○ |
LAN |
× |
○ |
最新W06のスペックとおすすめの人
W06は、有線LAN接続が必要ない全ての人におすすめの端末になります。
管理人が使っているWiMAXも、W06です。
-
【Speed Wi-Fi NEXT W06】レビュー! 使って分かった有線LAN・クレードルなしでも買うべき人とは?
現在販売中の『Speed Wi-Fi NEXT W06』は、とても人気の端末です。 人気の理由は、モバイルルーターの中で最速だから。 しかし、W06にはクレードルが付いていないので有線L ...
続きを見る
\ Broad WiMAXならW06が無料! /
最新端末を、高速通信で快適に使いたい
W06とWX05の最大通信速度を比較
Speed Wi-Fi NEXT 【W06】 |
Speed Wi-Fi NEXT 【WX05】 |
||
端末 |
|||
通信速度 下り |
HS |
558Mbps |
440Mbps |
HS+A |
1,237Mbps |
||
通信速度 上り |
HS |
30Mbps |
30Mbps |
HS+A |
75Mbps |
75Mbps |
※ HS・・・ハイスピードモード
HS+A・・・ハイスピードプラスエリアモード
W06の最大の特徴は、通信速度の速さです。
上の表を見ていただくと、WX05と比べ下りの通信速度がかなり速いのが分かります。
HS(ハイスピード)は、WiMAX2+の電波でギガ放題であれば無制限で使えるもので(3日で10GBの制限はあり)、HS+A(ハイスピードプラスエリア)は、au 4G LTEの電波で、ギガ放題であっても月間で7GBまでの上限となっているものです。
ちなみにWEBサイトの閲覧などで圧倒的に使う頻度の多いのが、「下り」の速度になります。
- 下り・・・インターネット上から、スマホ・パソコンへファイルを受け取るときの通信
例)WEBサイトの閲覧、Googleマップを見る、メールの受信、音楽や画像のダウンロードなど - 上り・・・スマホ・パソコンからインターネット上へファイルを送るときの通信
例)SNSに写真をアップロードする、メールの送信など
狙ったところに電波を届ける/ Wi-Fi TXビームフォーミング
※ ビームフォーミングのイメージ図。光は目に見えません
W06だけの機能として、Wi-Fi TXビームフォーミングというものがあります。
今までWiMAXの電波というのは放射線状に発していたのですが、それだと端末以外のところへも電波が散ってしまいもったいないですよね。
Wi-Fi TXビームフォーミング搭載だと、狙った端末に向けて電波をダイレクトに届けることができます。
電波が入りやすい場所を探せる/ ベストポジション
WiMAXはスマホアプリと連動することで、もっと快適に使えるようになります。
W06で使えるアプリは『HUAWEI HiLink』というアプリで、アプリを使うと電波がよく入る場所をリアルタイムで探すことができます。
『ベストポジション』という機能になります。
7GB越えを予め予防できる/ 通信モード自動切替
W06には、端末に通信モード自動切り替え機能が付いています。
デフォルトではOFFになっています。
予め設定した通信量になると、HS+A(ハイスピードプラスエリア)から、HS(ハイスピード)に自動的に切り替わる機能
HSモードはカウントせず、HS+Aモードだけの使用量がカウントされます。
ギガ放題でもHS+Aで7GB以上使うと月末まで速度制限にかかるので、この機能は大変便利です!
容量オーバーで通信制限がかかる可能性を減らすことができます。
自分自身でどれくらいのデータ通信量になったらHS+AからHSモードに切り換えるかを設定できます。
デフォルトでは最大7GBの設定で、HS+Aが90%(6.3GB)に達すると自動でHSモードに切り替わるという設定になっています。
WX05のスペックとおすすめの人
W06の1つ前の端末であるWX05の最大の特徴は、有線LAN接続ができることです。
有線LAN接続したい
WX05は別売りのクレードルを購入すれば、LANケーブルで有線接続ができます。
そう有線LAN接続するためには、別売りのクレードルが必要です。
クレードルにはいくつかできることがあります。
- 有線接続ができる
- Wウィングアンテナで電波の受信がよくなる
- 置くだけでWiMAXの充電ができる
クレードルにはWウィングというアンテナが付いていて、WiMAX本体だけのときよりも電波の受信を良くしてくれます。
その他に置くだけでWiMAXの充電ができるため、自宅ではクレードルの上がWiMAXの定位置という人もいます。
WX05を使うなら、別売りクレードルの購入は必須です!
通信可能時間が長い
W06とWX05の通信時間を比較
Speed Wi-Fi NEXT 【W06】 |
Speed Wi-Fi NEXT 【WX05】 |
||
端末 |
|||
通信時間 (※1) |
HS |
9時間 |
11.5時間 |
HS+A |
6時間40分 |
10.5時間 |
|
バッテリー交換 |
☓ |
◯ |
※1 通信時間・・・W06スマートモード、WX05スタンダードを選択したとき
1回の充電で使える通信時間は、WX05の方が長いです。
これはW06の方が高速通信なので、当たり前といえば当たり前の結果です。
ちなみにWiMAX画面の『パフォーマンス設定』から設定を変えることで、充電の持ちは変化します。
W06ではデフォルトで通信速度と電池持ちの両方のバランスを重視した『スマート』になっています。
『ハイパフォーマンス』を選べばバッテリーよりも通信速度が重視され、『バッテリーセーブ』を選べば通信速度よりもバッテリーが重視されます。
一方のWX05では、驚くことにバッテリーが膨らむのをふせぐために、充電を70%に抑えることが推奨されています。
引用:UQ
充電を70%に抑えと、単純に上の表のHS(ハイスピード)モードでの通信時間11.5時間が約8時間になります。
バッテリー交換ができる
W06とWX05のバッテリー交換を比較
Speed Wi-Fi NEXT 【W06】 |
Speed Wi-Fi NEXT 【WX05】 |
||
端末 |
|||
バッテリー交換 |
☓ |
◯ |
WX05は、WiMAXから取り外してバッテリー交換ができます。
これもW06には無い機能です。
なので、WiMAXの使い方が激しくバッテリー劣化が早そうな人にはWX05は良いかもしれません。
ただバッテリー交換をしながら、何年も同じWiMAXを使うことはおすすめできません。
契約期間である3年間でプロバイダーの乗り換えをした方がおトクだからです。
最新端末0円のプロバイダーもあるので、どう考えてもバッテリー交換をしながら何年も使うより、プロバイダーの乗り換えをして最新端末を使った方が良いですよね。
混み具合を確認して、空いている電波で繋ぐ/ ビジュアルステータス
WX05は、WiMAX端末から混み具合を確認することができます。
これは『ビジュアルステータス』という機能です。
具体的には1ch、6ch、11chの混み具合が端末で分かるので、目で見て自分で空いているチャンネルを選ぶことができます。
道路と同じで、空いているチャンネルを選べば電波も繋がりやすくなります。
W06とWX05の疑問
高性能ハイモードアンテナとWiMAXハイパワーの違いは何ですか?
W06には高性能ハイモードアンテナ、WX05にはWiMAXハイパワーというのが搭載されていますが、この違いは何でしょうか?
高性能ハイモードアンテナとWiMAXハイパワーの違い
W06 高性能ハイモードアンテナ |
受信感度が向上し、電波が受信しやすい(W05比) |
WX05 WiMAXハイパワー |
電波が弱い時に送信パワーを上げる技術 |
W06とWX05は製造メーカーが異なっているため、呼び名は変わりますがどちらも電波をよくするための技術です。
どういうことかというと、WX05のWiMAXハイパワーはデフォルトではONになっていますが、本家UQを見るとバッテリーがかなり熱くなると書かれています。
クレードルが無くても、W06の方がいいですか?
W06を製造しているHUAWEI社の前機種はW05なのですが、W05では専用クレードルがありました。
しかも、WX05は前述したように本体が熱くなる・バッテリーが膨らむなどの心配もあります。
なので当サイトの考えとしては、クレードルがなくてもW06の方がおすすめです!
あまり外で使わなくても、モバイルルーターでよいですか?
あまり外で使う予定が無いけれど、いざという時に外に持ち運びができるという理由でモバイルルーターを選ぶ人もいるでしょう。
けれど、あまり外で使う予定がないのであれば、管理人はホームルーターの方がよいと思います。
というのも、ホームルーターは自宅で使うことを前提に作られているので、モバイルルーターよりも室内での相性が良いのです。
ホームルーターは電波を掴む力も強く、安定してインターネットを楽しむことができます。
また光回線と違って、ホームルーターは絶対に持ち出しができないというわけではありません。
コンセントに繋ぐだけでOKというのが、ホームルーターの特徴。
なので、引っ越しの時にもそのまま持っていくだけでOKなんですよね!
またホームルーターは、2.4GHzと5GHzの同時利用が可能になっているため、屋外キャンプなどで使うことは絶対にやめましょう。
端末を決めた後のおトクなプロバイダーの選び方
端末を決めたら、次はプロバイダーを選びましょう。
プロバイダーを選ぶ時のポイントはこの2つです。
- 端末代無料のプロバイダーを選ぶ
- 月額割引で3年間の総額が安いプロバイダーを選ぶ
端末代無料のプロバイダーを選ぶ
まず、プロバイダーを選ぶ時は、端末代が無料のプロバイダーの中から選びましょう。
ちなみに本家UQでは、こちらの記事で取り上げているW06・WX05ともに3,800円の端末代がかかります。
端末代が必要なプロバイダー・旧端末代なら無料のプロバイダー・最新端末も全て無料のプロバイダーとありますが、普通に考えて最新端末も全て無料のプロバイダーが一番オトクです。
- ブロードワイマックス
- GMOとくとくBB
- DTI WiMAX2+
- So-net WiMAX2+
- カシモ WiMAX
- hi-ho WiMAX
- JP WiMAX
月額割のプロバイダーを選ぶ
プロバイダーの割引方法には、大きく分けて2つ。
最初から月額料金を安くする『月額割プロバイダー』と、月額料金はそのままで後からキャッシュバックする『キャッシュバック割プロバイダー』があります。
プロバイダーごとの割引方法
割引方法 |
プロバイダー |
月額割 |
ブロードワイマックス DTI カシモ hi-ho So-net |
キャッシュバック割 |
GMOとくとくBB hi-ho BIGLOBE |
Amazonギフト券 |
JP WiMAX |
『端末無料のプロバイダー』かつ、『月額割を採用しているプロバイダー』は、ブロードワイマックス・DTI・カシモ・hi-ho・So-netです。
実質月額料金が安いプロバイダーを選ぶ
グラフを見ると一目瞭然、ブロードワイマックスが最安値です!
このグラフを作った元データはこちらになります。
また、当サイト管理人は実際にBroad WiMAXで契約しているため、レビュー記事も書いています。
ぜひ参考にしてください。
【まとめ】モバイルルーターは有線接続の有無で決めよう!
繰り返しになりますが、モバイルルーターは端末代が無料のプロバイダーを選びましょう。
W06かWX05のどちらにするかということですが、シンプルに『有線LAN接続したいか』で選びましょう。
- 有線LAN接続したい人・・・WX05
- 有線LAN接続が不要な人・・・W06
有線LAN接続が予定にない人は、W06を選んだほうが良いです。
また有線LAN接続にこだわるひと・心配な人はホームルーターL02の方が電波が安定します。
つまりWX05がピンポイントな人というのは、ごくわずかということです。
ぜひ端末選びの参考にしてください。