WiMAXのモバイルルーター『Speed Wi-Fi NEXT WX06』『Speed Wi-Fi NEXT W06』の、どちらを購入しようか悩まれている人が多いようです。
というのも、『Speed Wi-Fi NEXT WX06』と『Speed Wi-Fi NEXT W06』はスペックが異なっているから。
こちらの記事では、WiMAX WX06とW06を徹底比較し、今ならどちらの端末を買うべきか当サイトなりの結論を出しています。
ぜひ参考にしてください。
\ 今買うならWX06 /
WX06とW06を徹底比較
WX06とW06の大きな違いは、有線LAN接続ができるかです。
詳しくはあとで解説するとして、まずは単純にWiMAXで有線LAN接続するか?を考えて選ぶといいです。
有線LAN接続したいならWX06・通信速度重視ならW06
WiMAX WX06・W06を比較
WX06 |
W06 |
||
端末 |
|||
発売日 |
2020年1月 |
2019年1月 |
|
最大速度 (下り) |
HS |
440 |
558 |
HS+A |
1,237 |
||
最大速度 (上り) |
HS |
75 |
30 |
HS+A |
75 |
||
有線 |
USB |
○ |
○ |
LAN |
○ |
× |
|
製造 |
NECプラットフォームズ |
ファーウェイ・ジャパン |
速度単位:Mbps
WX06とW06の最大の違いは、有線LAN接続ができるかです。
WX06には別売りクレードルが販売されていて、クレードルに装着すれば有線LAN接続ができます。
(クレードルがないと、有線LAN接続はできません)
一方のW06には別売りクレードルが販売されていないため、有線LAN接続ができません。
しかし最大に出せる通信速度は、WiMAXモバイルルーターの中で最も速いです。
ただ最大通信速度はあくまでも、理論上出せる速度となり実測ではありません。
また2019年に流行ったどんなときもwifiなどの無制限wifiは最大150Mbpsなので、WX06の速度でも相当速いのがわかります。
WX06の特徴
バンドステアリング機能搭載で、2.4GHzと5GHzの同時接続(WiMAXモバイル初)
WX06最大の特徴は、バンドステアリング機能が搭載されていることです。
これはホームルーターではあった機能ですが、モバイルルーターでは初の機能となります。
詳しく解説すると、今までのWiMAXモバイルルーターは、周波数を2.4GHzか5GHzのどちらかを選んで接続する形になっていました。
デフォルトの周波数は2.4GHzとなっているため、そのまま2.4GHzで使っている人も多いと思います。
しかし自宅など屋内でWiMAXを使う時は、5GHzに接続した方が、繋がりやすいことがあります。
それは家で使われる家電製品の多くが2.4GHzのため、混雑する可能性があるからですね。
WiMAXを使いこなせている人であれば、5GHzに切り替えて快適に利用しますが、WX06では自分で判断する必要がありません。
つまり5GHzの方が良い時は自動で5GHzに繋げてくれるので、難しいことを考えなくても、快適にwifiに繋がるというわけ。
これは、いちいち切り替えるのが面倒くさかったWiMAXモバイルルーターにおいて、超絶インパクトのある機能と言えます。
ちなみに今までと同じように、繋げたい周波数を選んで繋ぐこともできます。
またバンドステアリング機能で、周波数を振り分けてもらえるため、WiMAXを複数の端末に繋げたときに2.4GHzと5GHzの2つの周波数に同時に接続することが可能になりました。
例えばWiMAXに、スマホ・PCと接続したときに、スマホは2.4GHz・PCは5GHzと振り分けられ、WiMAX側から見ると同時接続しているということになります。
WiMAXにスマホを繋げたときに、2.4GHzと5GHzの両方の周波数が飛んでくるという意味ではありません。
クレードルで有線LAN接続できる
こちらは、W06との違いと言えるWX06の特徴です。
W06にはない機能ですが、WX05でもクレードルがあったのでWX06だけの機能ではありません。
PS4などと有線LAN接続したい場合は、クレードルのあるWX06が良いです。
ただ「クレードルがないとオンラインゲームはできないか?」というと、クレードルがなくてもプレイできます。
実際に当サイトのゲームライターは、クレードルなしでオンラインゲームしています。
こちらにWiMAXでのオンラインゲームの記事をまとめていますので、合わせて参考にしてください。
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データ通信量が見やすい
WX06ではホーム画面で、『3日間の日次データ通信量』『HS+Aでの月次データ通信量』が確認できます。
数値とグラフで同時に表示されるので、一目見て簡単にチェックできるのはメリットかなと思います。
WX06のデータ通信量
ちなみにW06では数値だけの表示となり、グラフでは表示されません。
WiMAXは、3日10GBを超えないように気をつけて使う人もいるので、あって損はない機能ですが、W06でも数値だけですが表示されるため、私はそこまで必要ないのかなと思います。
バッテリーが長持ちする
WX06はW06に比べて、バッテリーの持ちが良いです。
それはそのはず、出せる通信速度がW06の方が速いために、どうしてもW06の方がバッテリーの持ちが悪くなっているからです。
バッテリーの持ちは、設定で変更もできるので、私はそこまで気にしていません。
安心の日本製
WX06の製造元は、NECプラットフォームズ。
そう、日本製です。
W06はHUAWEI製なのですが、コロナをきっかけとしてあたらめて日本製が注目を集めています。
WiMAXも、時期にその流れがくると予想できるので、WX06が日本製というのは大きな特徴の1つと言えます。
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W06の特徴
最大通信速度がとにかく速い
W06の特徴は、最大通信速度です。
W06の最大通信速度は1Gbpsを超えていて、これは現在発売されているポケットwifiの中で最も速いです。
実際私が使った感じでも、光回線と大差なくサクサク繋がるなぁと思いました。
ただ最大通信速度は、あくまでも理論値なので、必ずその速度が出ると保証されているものではありません。
WiMAXは、使う場所によってかなり速度が変わるので、先ほども書いたように最大通信速度はそこまで神経質にならなくてもいいのかなと思います。
ビームフォーミング搭載
W06には、『Wi-Fi TXビームフォーミング』という機能が搭載されています。
これは、狙った端末にダイレクトに電波を届けるというもので、通信を安定させる役割があります。
5GHzのみに対応していて、つなげる側もビームフォーミングに対応している必要があります。
参考:apple(iPhone6以降、Samsung(SCL22以降)、Sony(SOV33以降、Sharp(SHV32以降)が、ビームフォーミングに対応しています
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端末が決まったら、プロバイダを決める
端末をどちらにするかを決めたら、プロバイダを選びます。
具体的には、端末代が0円のプロバイダの中から料金・サービスが良いプロバイダを選べばOKです!
WiMAXの料金を比較
実質 |
期間 |
端末代 |
|
JP |
|||
BW |
3,460 |
3年 |
0 |
GMO |
3,561 |
3年 |
0 |
DTI |
3,601 |
3年 |
0 |
カシモ |
3,704 |
3年 |
0 |
Sonet |
4,017 |
3年 |
0 |
ビッグ |
4,108 |
1年 |
19,200 |
UQ |
4,630 |
2年 縛りなし |
15,000 |
※ 実質月額・・・毎月の月額料金・初期費用・必須オプションを全てたし、契約期間で割ったもの(当サイト調査)
※ JP WiMAX・So-netは受付停止
上の表は、プロバイダごとの実質月額料金を比較したものなります。
基本の月額料金に、初期費用・端末代をプラスして、キャッシュバック・割引を差し引いた実質月額料金を求め、安い順に並べてあります。
ブロードワイマックスは最安値級プロバイダなのに、サービスが非常に良いです
特にブロードワイマックスの『いつでも解約サポート』という神サービスは、ブロードワイマックス以外のプロバイダにはないサービスとなっています。
ブロードワイマックスの『いつでも解約サポート』は、簡単にいうと他の回線に乗り換えたい時に解約違約金が0円になるサービス。
例えばブロードワイマックスから光回線にしたい時、どんなときもWiFiなどWiMAX以外のポケットwifiに変更したい時に、いつでも0円解約で乗り換えできます!
詳しくは『Broad WiMAX『いつでも解約サポート』でどんなときもWiFiに乗り換えてみた!』を参照してください。
なので1円でも安いところで契約するよりも、運営している会社が安心でき、サービス・サポートが良いプロバイダで契約した方がいいです
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WX06・W06に関するQ&A
WX06の、WX05から進化した点はなんですか?
こちらの記事で解説した『バンドステアリング機能』『周波数の同時接続』が大きな進化です。
そのほかに最大で接続できる台数が増えました。
WX06に、WX05のクレードルを使えますか?
本体やクレードルの形が異なるので、WX05・WX04・WX03いずれのクレードルも使えません。
WX06に、WX05の電池を使えますか?
電池はWX05・WX04と同じなので使うことができます。
WX06は、PCとUSB接続できますか?
WX06は、PCとUSB接続ができます。
ただWiMAXをクレードルに装着していない時は、USB接続はできません。
W06の後継で、W07は発売されないのですか?
例年ですと1月頃に新しい端末が発売されていたのですが、今年は販売されませんでした。
KDDIが法人向けにW07を販売していますが、一般向けではないので購入できません。
ちなみに現在KDDIが販売している『Speed Wi-Fi NEXT W07』は、シャープ製となっています。
W06までのWシリーズはHUAWEI製だったので、W06の後継型番とはいえ別物として考えた方がいいです。
つまり、一般向けに販売されるかは現時点で全くの未定ということになります。
WiMAXの乗り換え・他のwifiからの乗り換えの時にお得なプロバイダは?
WiMAXのプロバイダを乗り換える場合や、他のインターネット回線からWiMAXに乗り換えるなら、ブロードワイマックスがおすすめ!
というのもブロードワイマックスには、『乗り換えキャンペーン』というのを行なっているからです。
これは、契約中のインターネットサービスの違約金をブロードワイマックスが負担してくれるというキャンペーンです。
WiMAXだけではなくADSL・光回線・ケーブルTV・WiMAX以外のモバイルWiFiなど、全てのインターネット回線が対象となります。
乗り換えキャンペーンを行なっているのはWiMAXプロバイダの中でブロードワイマックスだけなので、活用した方がお得に乗り換えができます。
詳しくは、下記の記事で手順やコツをまとめています。
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ブロードワイマックス『乗り換えキャンペーン』違約金負担してもらう方法まとめ
ブロードワイマックスの『乗り換えキャンペーン』を使いたいと考えていますか? 乗り換えキャンペーンはとてもお得なサービスですが、違約金を負担してもらう方法が少し分かりにくいと感じることがあるかもしれませ ...
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【まとめ】モバイルルーターが初めてならWX06が無難!
今買うなら、WX06が良いと私は思います。
確かにW06の方が最大通信速度が速いため、人気機種となっています。
しかしW07が、法人向けとはいえシャープ製で発売された今、HUAWEI製はもう発売されない可能性があります。
そう考えると販売が終了するかもしれないHUAWEI製ではなく、今後も引き続き後継が発売される可能性が高いNEC製を選んだ方が修理やメンテナンス・アップデートを含め、安心です。
通信速度はW06の方が速いですが両方ともWiMAXなので、実測ベースでは大きな差はありません。
(先ほども書きましたが、一世を風靡した無制限wifiは、最大150Mbpsですから・・・)
そう考えると、WX06でも無制限wifiの3倍くらいはあるので、十分かなと思います。
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