フリーwifiを使えばギガ数節約になると思うんですが、危険性はありますか?
もくじ
フリーwifiの危険性5つ
無料で使えるフリーwifiiは、暗号化がされていないもの・セキュリティーレベルが非常に低いものが多く、安易に使うのは非常に危険です。
つまりフリーwifiは、できるだけ使わないほうがよいというのが当サイトの考え方。
そもそもフリーwifiは、『誰でも』『どんな端末でも』繋げるようにしておかないと、存在している意味がないですよね?
なのでセキュリティレベルが低いことは、ある程度仕方が無いことなのです。
しかし例えば、暗号キーが設定されていないWiFiは誰でも受信ができてしまいますし、暗号キーが設定されていてもカフェのテーブルにSSIDと暗号キーがセットで書かれているようなものは、誰でも暗号キーが見れるので、ほとんど意味がありません。
実は無料であるか否かにかかわらず、WiFiを通じて第三者が他人のスマホを覗くことは、そんなに難しいことではありません。
Wi-Fiをハッキングできるアプリ、LINEをハッキングできるアプリ、スマホを遠隔操作できるアプリといったものも存在しているくらいです。
やるかやらないかは別として、特別な知識がなくても誰でもできるということは知っておきましょう。
- スマホを乗っ取られる
- 個人情報やクレジットカード情報を盗まれる
- 通信内容が盗聴(盗み見)される
- 現在の位置情報がバレる
- 自分が気づかないうちに、自動接続してしまう
スマホを乗っ取られる
フリーwifiを通じて、あなたのスマホが乗っ取られる可能性があります。
例えばLINEのハッキングは、もともとは浮気の調査などに使われているようですが、悪意ある第三者がストーカー目的であなたをハッキングしようとするかもしれません。
スマホ遠隔操作は、遠隔でカメラやマイクの使用ができるようになりますので、勝手に盗撮や盗聴をして、あなたが全く身に覚えがないのに加害者にさせられてしまう可能性もあります。
不正なアプリを勝手にインストールし、ウィルスに感染させられるかもしれません。
スマホに入っている連絡先を抜かれてしまうと、友人達にも迷惑がかかります。
またプライベートな写真が流出してしまう可能性も否めません。
個人情報やクレジットカード情報を盗まれる
フリーwifiを使うと、データはフリーWi-Fiを通じて第三者に筒抜けになります。
なのでフリーWi-FiでIDやパスワードを入力することは、個人情報やクレジットカード情報を第三者に見せているようなものです。
また、提供元のフリーWi-Fiに似せたSSIDを作って待ち伏せしているケースもあります。
例えば災害時に無料で使える『00000JAPAN』というSSIDのフリーWiFiがあるのですが、0を1つ少なくした”0000JAPAN"や、0をoに変えた『0000oJAPAN』など偽SSIDを作って、そこに間違ってアクセスしてくるのを待ち伏せするハッカーもいます。
※ 00000JAPANが危険という訳ではなく、一例になります。
このように悪意のある人間は、フリーWiFiから個人情報やクレジットカード情報を盗もうとしているのです。
通信内容が盗聴(盗み見)される
アプリを入れると簡単に盗聴ができるので、ストーカー被害も怖いですね・・・
またフリーwifiでのメール送受信でもデータを盗み見される可能性があります。
フリーwifiでは、社内データや大切なメールの送受信など絶対に行わないようにしましょう。
現在の位置情報がバレる
アプリが、本来とは違う形で悪用されることもあります。
例えば無くしたスマホを探すためのアプリは、スマホがある場所を特定できるものです。
このアプリをインストールして悪用すると、あなたの現在の位置情報が簡単にバレてしまいます。
特に女性の場合は、ストーカー被害の原因になる可能性があるので、気をつけましょう。
自分が気づかないうちに、自動接続してしまう
フリーwifiは第三者の悪意によるものだけではありません。
あなたが知らないうちに勝手にフリーwifiに接続してしまうことがあります。
例えばiPhoneは、一度接続したWi-Fiを覚えているので、次回同じWi-Fiが飛んでいる範囲に入ると自動接続します。
これは「自宅にいるときは自宅のWi-Fiを使いたい」など便利な機能なのですが、繋げる意思がなくても勝手に繋がってしまうということを忘れないでください。
設定した記憶が無かったので調べてみたところ、キャリアのフリーwifiはエリア内に入ると勝手に繋がってしまうようでした。
この時は気づいてすぐにWi-Fiを切ったのですが、知らない間にフリーwifiに繋がっていて、データが流出していたという可能性もあるので気をつけましょう。
フリーwifiでやってはいけないこと・安全な使い方
まずは誰でも使うことができるフリーwifiは危険と認識しておくことが大切です。
そして先ほども書いたように、『できるだけフリーwifiには繋がない方がよい』というのが当サイトの考え方ですが、どうしてもフリーwifiを使わなくてはならないときは、以下のことに気をつけてください。
盗み見されても問題ないものだけにする
たとえば、店のHPなど情報を得るためだけにWEBサイトを見る、YouTubeを見るなどは、盗み見されたとしても、たいした問題ではありません。
ところがネットショッピングでクレジットカード情報を入力する、facebookなどのSNS投稿をするといった行為は、クレジットカード情報、IDやパスワードの個人情報が含まれています。
なのでフリーwifiでは、個人情報が含まれているもの・会社のデータが含まれているもの・メールの送受信などは避けたほうがよいです。
- インターネットショッピング
- クレジットカード番号を入力する
- ID、パスワードを入力する
- 大切なメールの送受信
SSIDを確認する
Wi-Fiエリアに入ると、スマホ上にSSIDのリストが表示されます。
しかし先ほど書いたように、本物のSSIDに似せた偽SSIDを作ってハッカーが待ち伏せしているかもしれません。
なのでフリーwifiを使うのであれば、そのSSIDが本物のSSIDかどうかを1文字ずつよく見て確認するようにしましょう。
暗号化の有無・暗号方式を確認する
暗号キーが設定されているかは、SSIDの右側にでる鍵マークの有無で確認できます。
鍵マークが無いものは、セキュリティーが全くされていないものなので繋がない方がよいです!
iPhoneの場合は、暗号なし(鍵なし)やWEPというセキュリティーの低いWiFiにつなごうとすると、『安全性が低いとされています』と表示されます。
アンドロイドは、WiFiをタップするとセキュリティ部分に暗号化方式で表示されます。
PCの共有設定を解除して、VPNを通じて接続する
Windowsのパソコンには、フォルダやファイルを共有する設定があるのはご存知ですか?
フリーwifiに繋ぐと、共有フォルダを簡単に覗かれてしまうため、PCの共有設定は解除しておきましょう。
そのうえで、VPNを通じて接続するのが理想的です。
情報をカプセルにいれたように送信するシステム。
盗聴されにくいが、VPNサービス提供する会社に料金を支払う必要がある
面倒なことをしなくても、自分専用Wi-Fiなら安全
そうなんです。
安全にフリーwifiを使うのは、実はかんたんなことではありません。
それは、あなた専用のWi-Fiを持つことです!
あなた専用のWi-Fiを持てば、繋ぐたびにSSIDやセキュリティを確認する必要はありません。
好きな時にプライベートなメールや、ネットショッピングもできます。
フリーwifiを探して、歩き回る必要もありません。
自宅でも外でも自由に使えますし、フリーwifiのように電波が弱く途切れ途切れになって、イライラすることもありません。
有料のセキュリティソフトやVPNサービスにお金を支払うのであれば、あなた専用のWiFiを作ったほうが手っ取り早く、安心・安全です。
こちらにあなた専用のWi-Fiの作り方をまとめてあります。
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